2012年07月30日

遺産分割協議書は、作らないといけないのでしょうか。また、どんな書面ですか?


 遺産分割協議が成立したら、後日争いになるのをさけるために書面にしておいたほうがよいでしょう。
 
 書面の形式は、特に決まりはありません。

 相続人全員でもって、誰が、どの遺産を取得するか、協議結果を記載した書面に住所と氏名を記載し、署名捺印します。
 印鑑は、実印を押して印鑑証明書を添付しておくのがよいでしょう。

 後日の紛争をさけるためと不動産の相続登記などの手続きには実印が押された遺産分割協議書と印鑑証明書が必要になるためです。

 遺産分割協議書を持ち回りで署名してもかまいません。

 同一内容の協議書を相続人の数だけ作成し、相続人全員で連署をしないで、それぞれ各別に署名押印したものを合わせたものでもかまいません。

 各種相続手続きの代理を専門家に依頼するような場合は、代理する専門家が代わりに作成してくれます。
 たとえば、相続税を申告する必要があるときは税理士が、遺産に土地と建物があって名義変更の相続登記が必要なときは司法書士が、遺産分割協議書を作成してくれます。

 内容について注意したほうがよい点をいくつか挙げます。

@誰がどの遺産を取得するか、遺産を取得する代わりに代償を支払うのか
A相続税の負担、譲渡所得税の負担、未払いの固定資産税の負担など
B協議書に記載していない相続財産や債務が発見された場合、誰が取得するのか

 作成上注意しておく点を挙げます。

@不動産の記載は名寄帳・課税証明書の記載ではなく、登記事項証明書(登記簿謄本)に記載どおりにしてください。登記の記載に従わないと相続登記に支障が出る場合があります。
A印鑑は実印を鮮明に捺印してください。
 また、数ページになるときは全ページに割印するか、または、袋綴じにして、最初か最後に割印してください。
B相続人全員分、同様のものを作成して、相続人が各1通ずつ保管してください。
C銀行、証券会社などに事前に必要書類を確認して、捺印が必要な所定の届出用紙を準備しておいて、
遺産分割協議書と一緒に作成しておくと、二度手間になりません。




posted by 司法書士土地家屋調査士中村事務所 at 19:05| 遺産分割協議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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