2012年07月31日

相続税について、必ず納めなくてはいけないのでしょうか。納めなくてもいい場合のほうが多いと聞きましたがどうなっているのでしょうか?

 遺産を相続すると、必ず相続税がかかるのではないかと心配される方は多いですが、相続税がかかるのは死亡した人の5パーセント程度といわれています。

 これは、子どもを含んだ全死亡者を対象にした数字なので、関係する相続人の数は実際はもっと多いでしょう。
 
 では、どういう場合に相続税がかかるかというと、相続財産が基礎控除額を超えていれば相続税がかかり、超えていなければ相続税はかかりません。
 

 相続税の基礎控除額は、次のように計算します。

  基礎控除額=5,000万円+(1,000万円×法定相続人の数)

 たとえば、法定相続人が、妻と子ども2人で合計3人とします。
 基礎控除額は、5,000万円+(1,000万円×3)=8,000万円ということになります。

 この場合には、相続財産の総額が8,000万円より少ないときは、相続税はかからず、相続税の申告もする必要がありません。

 なお、この場合の法定相続人の数に、相続放棄した人も加えることになります。

 また、法定相続人の中に養子がいる場合については、実子がいる場合には、養子1人、実子がいない場合は養子2人までの人数を加えることになります。
 ただし、特別養子や配偶者の連れ子を養子にした場合には、実子と同様に法定相続人の数に加えることになります。

 さらに、基礎控除とは別に、配偶者の税額控除や小規模宅地の特例などで減額される場合や非課税となる財産もあるので、相続税がかからない場合のほうが実際に多いのです。

 ただし、これらの特例を利用して相続税が課税されない場合でも相続税申告は必要になるので注意が必要です。


区分:相続税QA
posted by 司法書士土地家屋調査士中村事務所 at 13:28| 相続税 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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