2012年07月30日

遺産分割調停は、どのように行われるのでしょうか?


 遺産分割調停は、家事審判官という裁判官と調停委員と呼ばれる人が申立人と相手方の話を交互に聞いて進めていきます。

 1ヶ月に一度くらいのペースで進められ、申立人と相手方双方の言い分を調整して、合意できそうな案を出して話し合いをまとめていきます。

 遺産分割の基準として、遺産に属する物または権利の種類および性質、各相続人の年齢、職業、心身の状態および生活の状況、その他一切の事情を考慮すること、というように法律では決められています。
この基準により、分割案が出されます。

 調停がまとまりますと、遺産分割調停調書という書面が作られます。

 調停調書は遺産分割協議書と同じようなものですが、いくつか違いがあります。

 まず、家庭裁判所が作成するので、相続人全員の署名捺印をする必要はなく、印鑑証明書もいりません。

 この調停調書で、不動産の名義変更の登記などをすることができます。

 また、調停調書の内容の調停条項が守られないときには、財産を差し押さえる強制執行ができる場合があります。

 このように家庭裁判所で遺産分割がまとまり、書面になったものには、裁判で勝ったときの確定判決と同じ効力をもつことになります。

 もし、調停が不成立におわりますと、遺産分割審判に移行することになります。

 審判においては、家庭裁判所は各相続人の主張をきいて、証人尋問や証拠調べの結果、遺産の分け方を決定します。




posted by 司法書士土地家屋調査士中村事務所 at 19:35| 遺産分割協議 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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