2012年07月31日

長男に全部遺産を相続させるという遺言があります。 他の子どもは遺産をもらえないのでしょうか?



 遺言は法定相続に優先し、自由に処分できますが、制約もあります。

 それは、「遺留分(いりゅうぶん)」といい、生活保障的な観点や相続を円満に進めるために、相続人に対して最低限度の遺産を引き継ぐことのできる割合を定めています。

 無制限に財産の処分を認めると、残された家族が困ることになるので、相続人に一定の権利を与えています。

 しかし、すべての相続人に遺留分があるわけではありません。

 兄弟姉妹には遺留分の権利はありません。

 被相続人の遺産全体の2分の1が遺留分になります。

 ただし、直系尊属(親や祖父母)だけが相続人の場合、遺産全体の3分の1になります。

 例1 配偶者のみが相続人  遺留分は遺産全体の2分の1

 例2 配偶者と子ども二人  配偶者は遺産全体の4分の1 
               子ども一人につき遺産全体の8分の1

 例3 父母が相続人     父母それぞれ6分の1


posted by 司法書士土地家屋調査士中村事務所 at 13:31| 遺留分 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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